それでも、子どもの笑顔を見ると、これでよかったと思ってしまう。
子どもに「これ買って」と言われたとき、
一瞬だけ、答えに詰まる自分がいる。
前はこんなことで迷わなかったのに、と思いながら。
単純に、物価も上がっている。
税金だって、少しずつ増えている。
気づかないうちに、
家計はじわじわと苦しくなっていた。
給料は、変わらないままなのに。
お菓子と、子どもの顔を交互に見る。
期待のまなざしは、眩しいくらいキラキラしている。
……断れなかった。
その分、どこかを削るしかない。
お気に入りだったヨーグルトをやめて、
安売りのヨーグルトに変えた。
正直、あまり美味しくなかった。
でも、こういう小さな我慢の積み重ねで、
なんとかやりくりしているのが現実だ。
それでも、子どもの笑顔を見ると、これでよかったと思ってしまう。
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